⭐ ラジオ第1回(2025.4.9放送)群馬県の不登校データと「こどもの安心のつくり方」
はじめに
まえばしCITYエフエム『EVENING CHOICE』 2025年4月9日 18:00〜 放送内容をもとに制作しています。
不登校・障がい児のデジタル教育支援をしている MANABO ASOBO(まなぼあそぼ)代表・石黒です。
私自身、息子が不登校になり、 群馬県で 文部科学省の「在宅学習・出席扱い制度」を正式承認された最初のケース を経験しました。
その経験をもとに、 群馬県の不登校の現状と、 ご家庭が今日からできる「安心のつくり方」をお話しします。
群馬県の不登校の現状(令和5年度)
■ 群馬県の不登校児童生徒数
(公立のみ・私立/国立は含まず)
- 小中学生:4,700人(3.4%)
- 小学校:1,713人(1.9%)
- 中学校:2,987人(6.1%) → 前年度の 1.2倍
- 高校:1,057人(2.9%)
群馬県全体では 約5,700人 のお子さんが不登校という状況です。
不登校の原因は「いじめ」だけではない
よく「いじめ?」「友達トラブル?」と聞かれますが、 群馬県のデータでは次のようになっています。
■ 不登校の主な理由

1位:やる気が出ない・気力の低下(約40%) 2位:うつ症状(約30%)
つまり、 心のエネルギーが落ちている状態 が大きな割合を占めています。
「学校に行きなさい」は親の不安をぶつけてしまうことがある
子どもが学校に行けないと、 親はどうしても不安になります。
その不安から 「学校に行きなさい!」 と言ってしまうことがあります。
でもこれは、 親の安心のための言葉であって、子どもの安心にはつながらない ことが多いのです。
実は「先天性特性」が深く関わっている
不登校の背景には、 生まれ持った特性(先天性特性) が関係していることが多いです。
- 感覚過敏
- 共感性羞恥
- 認知特性の偏り
- 処理速度の差
- 少数派の特性を持つことによる「適応のしにくさ」
こうした特性があると、 多数派の環境(学校・職場)で疲れやすく、 適応障害 → 不登校 → 大人になってからの休職 という流れにつながることがあります。
■ポイント
こどもは「怠けている」のではなく、 限界をこえて、せいいっぱいがんばっている ことが多いです。
どうしたらいい?
■「素の自分でいい」と思えることが回復の第一歩
自己肯定感とは “素の自分でいいと思えること”。
学校に戻すことを短期目標にするよりも、 まずは その子らしく生きられる道を一緒に探すこと が大切です。
■発達障がい診断ができる小児科(群馬県)
群馬県庁の公式サイトに一覧があります。 https://www.pref.gunma.jp/page/2776.html
不登校のご家庭へのメッセージ
- 不登校の9割は身体不調があると言われています
- お子さんはもうギリギリまでがんばっています
- お母さん・お父さんも十分にがんばっています
- 周囲の「これが正しい」に当てはめる必要はありません
- まずは「素」に立ち戻ること
- 少数派の「素」で多数派の社会とやりとりする方法を一緒に探せばOK
- ポイントは 子どもを否定しないこと
- ご家族も勇気をもって「頼る」にチャレンジすること
- 公的相談窓口なら秘密は守られます
- 話すことで、自分の気持ちに気づいたり、ヒントが得られます
- 「相談する」をお子さんと一緒に練習していく
- まずは「安心」を探すことが最優先です
群馬県の公的相談窓口
■つなぐん相談ダイヤル(群馬県教育委員会)
📞 0270-26-9200 月〜金:9:00〜17:00 第2・第4土曜日:9:00〜15:00
親子で来所し、 親と子が同時に相談を受けることも可能(事前予約制)。 場所:伊勢崎市(群馬県総合教育センター)
どうか、ひとりで抱えこまず、 まずは一歩つながってみてください。
おわりに
不登校は「問題」ではなく、 その子が自分らしく生きるための“サイン” です。
どうか、 お子さんの「素」を大切にしてあげてください。
そして、 お母さん・お父さんも、 どうかひとりで抱え込まないでください。
MANABO ASOBOは、 これからも群馬の親子の「安心」を支える活動を続けていきます。